ペーパードライバーのゴールド免許的な

蒲田屋は喉がきれいらしい。
外見ではなく、声でもなく、内臓の器官としてのきれいさだが。


先週、体調を崩して内科医院に行ったとき、医師に言われた。
「ずいぶんきれいな喉してるね。赤いけど」だそうだ。
赤いのは風邪をひいていたから当然だ。


そういえば、2010年の 7月あたりに耳鼻科でも似たようなことを言われた。
ある日突然声が出なくなり、驚いて耳鼻科に駆け込んで診察してもらったとき、内視鏡で声帯を見た医師に「まったく異常ありません。どころか驚くほどきれいな声帯です」と言われた。


ちなみに、結局は強いストレスで声が出なくなる失声症と診断されて、もらった安定剤を服用したところ 3日ほどでほぼ完治した。
そういえば、この話は書いてなかったから、また改めてネタにしよう。それほど面白いことがあったわけでもないが、たぶん珍しい経験ではある。


そんなわけで、どうやら蒲田屋の喉の中は平均以上にきれいらしい。
もちろんいいことだし、それなりに嬉しいが、それってたぶん全然使ってないってことだよな、という自覚があるので、手放しにも喜べない。


酒や煙草をやらないのでダメージを与えないというのもあるが、昔から話し声に力がなく小さな声でぼそぼそしゃべるせいで、通常の使用による劣化も少なかったと思われる。
前者は健康のためにもいいことだが、後者はコンプレックスでもあるし、もう少し改善したいところ。


声帯も筋肉だって言うから、やっぱり使わないといかんのだよな。
筋トレか。
普通はボイトレって言うのか。


まあ、フィジカルのトレーニングは体調が全快になってから。
喉が痛いのはだいぶ良くなったが、熱が下がらない……。
とりあえず今は健康が欲しい。


喉から手が出るほど。