右から左へ

流行語の賞味期限は短い。
個人的には、面白いネタでも本人以外の人が 3人使っているのを見たらもう飽きてしまう。


1人めは、「ああ、そこでそれ持ってくるのか、なるほどー」と、目を付けたことがうまいと評価する。
2人めは、「これ流行ってるんだなぁ」と認識する。
3人めで、「またそれかー、もういいよ」と飽きる。


これはたぶん、本人が 3つの場所でやってるのを見てもそうなんだろうな、と思う。


予備校教師のアレなんて、誰かが使い出したとたんにネットで爆発的に流行って、正直あっという間に飽きた。
2週間前にリアルでそのネタを聞いたときには、「え、世の中的にはまだそれ言うんだ」という感じで逆に新鮮だった。


余談だが、やはり 2週間ぐらい前のテニススクールで、たまたまジュニア(中学生ぐらい)のレッスンを隣のコートでしていた。
その生徒は、懐かしの「3でアホになる」ネタを使っていて、これまた驚いた。
いい歳したおっさんが聞いても激しく懐かしいのに、今を生きる若者がまだ使うとは。
まあ、感性は人それぞれでいいんだけど。


ともあれ、高度情報化社会のスピード感を感じたり感じなかったりする今日この頃。
メディア毎に情報伝播のスピードが違うのも面白い。
Web で一時期流行っていた話題が落ち着いたと思ったら、Twitter でまた思い出したように流行り、しばらくしてテレビや新聞で取り上げられる。
新聞で見たときに続報かと思ったら 3か月ぐらい前に Web で見たのと同じネタだったりして、自分の時間感覚に自信がなくなってあせる。


そんなこんなで、スピードが早いんだかそうでもないんだかわからなくなってくるが、たぶん量が多いのは事実。
アンテナはそこそこ敏感にしておきたいが、不要な情報が多いとオーバーフローしてしまう。
スピードも含めた取捨選択力を身に付けたいものだ、とかいう結論にすると、まったくオチがなくて困る。


でもそんなの関係ない。