やわらかディスク

フロッピーディスクが必要になった。
とりあえず読み書きできる環境はある。
だが、メディアが手に入らない。


それもそのはず、メディアの生産はほとんどのメーカーが撤退していて、ドライブはもっと前に生産終了している。
そんなニュースを見た記憶もあったが、確認してみたらその通りだった。


それでも、とりあえず近くのコンビニを覗いてみるぐらいの努力はしてみた。
当然フロッピーディスクなどないのだが、よく見ると、MD、VHSテープ、カセットテープは売っていた。
なん……だと……?


後発の MD はともかく、VHS やカセットテープが生き残ってるのにフロッピーディスクが終了だなんて。
あれだけ一世を風靡しておいて一発屋みたいな扱いじゃないか。かわいそうに。


IT というジャンルが、ビデオやオーディオとは別の世界であって、別の時間軸で動いていることをまざまざと見せつけられた感がある。
そんな中、データはフロッピーディスクで納品、という要望がいまだにあることにも軽く驚いた蒲田屋であった。


ところで、フロッピーディスクをフロッピーって略すのって、本質部分を外してるよね。
じゃあハードディスクはハードだな!


って、オチにしようと思ったら、そういう言い方する人いるよね……。