次年度繰越意欲

今年の 2月に確定申告の手続きをしたとき、来年は電子申告にするかー、と思った。
別に、最大 5000円の税額控除がつくボーナス期間が平成22年度で最後だからではなく、24時間受け付けてくれるとか、わざわざお役所に行かなくていいとか、そのあたりの夜型引きこもり人間向けであるところに魅力を感じたから。


これまでの経験から、1年間ほとんどサボっていても 1日頑張れば書類の作成は終わることがわかっているが、当然ながら終わったときは真夜中である。
いや、朝方かもしれないが、少なくとも役所が開いている時間ではない。


終わった解放感に浸っているところ、税務署の受付時間と自分のスケジュールを比較して、何曜日の何時に持って行けばいいだろうかなどと考えるのは、やや悔しい。
ここはやはり、その場でクリック一発電子申告! とサイバーな感じでフィニッシュしてすっきりしたいものである。


そんな夜型引きこもり人間の味方、インターネット。
日本政府も時代の波に乗って電子政府の実現を強力に推し進めている昨今、乗るしかないこのビッグウェーブに、というわけで、前回の申告時、次回に向けて電子申告の資料をもらって帰ろうとしたら、予想外の質問に職員が大慌て。


そして、「これぐらいしかないんですが……」と出してきたのは A4ペラ1枚のパンフレット、と言うよりチラシ。
えー、全然気合い入ってないじゃん。


勢いが削がれたせいもあるし、一仕事終えた解放感で後回しにしたせいもあるが、それ以来、まったくノーチェックだった。
年の瀬、そろそろ今年も終わるなぁ、と、実感はないがカレンダーを見て思いながら、電子申告のことを思い出した。
もうちょっと正直に言えば、ネタ帳を眺めていて思い出した。今年の 2月頃の。


どうせやるなら、ボーナス期間中にやりたいから、今年は電子申告でやると決意はしたが、その準備に結構手間がかかる。
電子証明書作ったり、リーダライタ買ったり。
ちなみに、その手間にだいたい 5000円ぐらいかかるので、結局税額控除とプラマイゼロなのだが、来年度以降にやったらそれさえなくなるので、いつかやるなら今のうちというわけである。


その着手に、年明けすぐに取りかかれるか、2月まで引っ張るか、3月ギリギリまで粘ってしまうか。
その成否はひとえに蒲田屋の意志の強さ如何にかかっている。
だが、来年こそダラダラした生活を改めよう! と心に誓う今こそ、はじめの一歩としてこの程度のことはサクッとこなしてナイスなスタートダッシュを切るチャンス。
よーし、やる気になってきた。
準備してそのまま書類作ってさっさと終わらせるぜ!


まあ、そんな決意は大抵三日坊主で終わるんだけど。
あ、来年まで持たないや。