そうですか

一太郎第二章だそうです。
次は三四郎に力が入りそうですね。


蒲田屋は、ATOK は長年愛用していますが、一太郎は買ったことがありません。
学校のパソコンに入ってたとか、仕事場で必要だったとかで、使ったことはありますが。


で、まあ、今後も買わないだろうと思いつつ、ある機能だけは代替製品がないので、もしかして一つぐらいは買わないといけないかも、と思っていたところでした。
それもあって、事前の「新章突入」なんていうアオりに期待したりしなかったりだったわけですが、なるほど、ちょっと毛色を変えてきました。


とりあえず目に付いたのは、モリサワフォントとスーパー大辞林
ATOK の辞書同梱モデルも明鏡が落ちて大辞林になってます。
うーん、これ悩むなぁ。
でも、今までの明鏡も使えて、大辞林と明鏡の二本立てでいけるならお得感あるな。


モリサワフォントはありがたいような微妙なような。
それなりに DTP やるならリュウミンと新ゴ(各 3ウェイト)では足りないだろうし、そもそも一太郎で組むとかまずないし。
書類として印刷するためなら、そんなに書体に凝る必要もないような気が。


ユーザーインターフェースとか機能の改良とかは、正直あまり期待してません。
そのへんのセンスは、少なくとも蒲田屋とはかなり合わないので。
なんか、アプリケーションとしては昔のフリーソフトみたいなんだよね、一太郎ATOK もか。


こだわりあってやってるのはわかるけど、衰退の大きな要因だと思います。
もともと圧倒的なシェアだったのが、あっさりこんなんなっちゃうのは、やっぱりどこかに問題あると考えるべきじゃないかなぁ*1
自分流のこだわりを貫いて、共感できる人が使ってくれればいい。それが嫌な人は使わなくていいよ、っていうスタイルはアップルと同じなんだけどね。
なぜか結果が違います。不思議。


と、どう頑張っても一太郎には悪口しか言えない蒲田屋なので、やっぱり買うのはためらってしまいます。
値段もチェックしてません。過去バージョン持ってないから、新規版買わないといけないし。
ATOK 2011は、大辞林の電子辞書を買ったと思えばアリだから買うかもしれませんが。


もうちょっと得意の日本語処理を活かした機能を搭載すれば差別化できると思うんだけどなぁ、一太郎も。
技術力的にスタンドアロンのソフトで、スイートとして連携できないのは開き直って、(それじゃテキストエディタじゃんとか言われても)単体でのテキスト処理機能を強化すれば棲み分けられそうなのに。
賢い自動ルビとか、日本語特化型の正規表現ツールとか、自動処理機能(マクロが壊滅的なのが絶望的だけど)とか。


もし、電子書籍を意識してるんなら、書くときだけじゃなくて、その後の作業にも必要な機能を盛り込むべきだと思うわけです。
もうちょっと頑張ってくれないかなぁ、日本語を扱うソフトを作る日本のメーカー。

*1:マイクロソフトの抱き合わせ商法がえげつなかったのは確かにあるが、(無料の MS-IME(や「ことえり」)に対して有償ソフトの)ATOK が今でもそれなりに人気があるのを考えれば、やっぱり「便利さ」がポイントだろう。