Handling of Handle

先日、ハンドルで呼び合う会合でどうの、という話を書いていて思い出した。


自分のハンドルは以前から「蒲田屋」なのだが、テニスつながりの知り合いに「鎌田さん」という人がいる。
そこではハンドルは必要ではないので誰も知らないのだが、他の人が「カマタさん」と言う度についピクッと反応してしまう自分があまりにも微妙。


しかも、なぜか自分で呼ぶときにも不思議な抵抗があって、「カマタさん」と発音するのが妙に決まり悪かったりする。
平静を装ってはいるが、内心やや緊張気味だ。
うっかり「カマタヤさん」と言いそうになるのを恐れているのか、ハンドルを使わないコミュニティでハンドル気味の名前を発音するのにためらいがあるのか、よくわからない。


ちなみに、パソコンで大田区蒲田の蒲田を検索しようとしても、指が覚えていて、自動的に「蒲田屋」と入力してしまう。
習慣は恐ろしい。
ひとまず、「カマタヤ」と「カマタ」はアクセントの位置が違うのが唯一の救いだ。


個人的には、割と以前から(リアルに対面している場で)ハンドルで呼び合う文化には慣れていたはずだが、最近は一周してまた気恥ずかしくなってきた。
これも理由はよくわからない。


要はニックネームなのだから、フランクな呼び方なはずなのに、逆にどことなく気を遣っているような感覚になるあたりが抵抗の原因かもしれない。
ああ、肩書きで呼んでるような気分になるのかも、と今思った。
それはきっと、社会の中でのハンドルの存在感が以前とは少し変わっている(と蒲田屋が思い込んでいる)からだろう。


だからどうってこともなく、周りに合わせて使い分けるだけなのだが。
とりあえず、「蒲田屋」は「かばたや」ではなないので、そこんとこよろしく ← 以前言われた