商売道具

昨日はカシオの電子辞書の 2010年冬モデルの発売日。
以前も書いたように、チェック入れてた蒲田屋は早速買いに行った。
機種は XD-A6800。蒲田屋の使用目的では、これがベスト。
収録辞書と、辞書のダイレクト切り替えキーの割り当てがミソ。
というか、今回のラインナップだとそこしか差がない。


今回の目玉はカラー液晶化なんだけど、蒲田屋としては 3年ぶりの買い換えなので、液晶以外にもかなりあちこちの機能が使いやすくなっていてちょっと感動。
ただ、カラー液晶の代償として、画面が狭くなってしまっているのが残念。


全体の大きさはやや小さくなった程度なのだが、画面の右側に内容が固定されたサイドメニュー(右パレット)があって、左側にも、表示している画面に合わせた操作メニュー(ファンクションキーガイドみたいなの。正式名称は左パレット)が常に出るため、辞書としての表示面積はかなり小さくなっている。
ちなみに、定規で大雑把に測ってみたところ、縦は 5ミリ減ぐらいだが、横は 18ミリ減となっている(実質表示領域)。


とか書いてて、写真載せた方がわかりやすいような気がしたので、撮ってみた。




左が新機種。右が 3年前のモデル。


正直、画面まわりのスタイルは一昔前に戻ってしまったような野暮ったさがある。
元々、そんなに狭額でもなかったけど、デザインでうまくごまかしてたのに。
右パレット・左パレットも、もっと改善の余地があると思う。*1
まあ、これがあっても画面が大きければそれでいいんだけど。


カラー化の最初のモデルなのでこの辺の不満は仕方ないのだが、個人的には画面が狭くなっちゃって違和感を感じる。ていうか残念。
たぶん慣れもあると思うけど。


しかし、写真ではまったくわからないが、カラー液晶の美しさは素晴らしく、新型PSP かよこれというほど鮮やかな画面。
心配していた処理速度にも(今のところ)大きな問題は感じられず、おそらくハードウェア性能が上がっているからか、実用に十分なレスポンスが実現できていると思う。*2
(1/20 追記:やっぱり速度低下は結構気になる。普通に使う分にはまったく問題ない性能だが、使い慣れていて、かなりのスピードで短時間の間に何回も引いたり(一単語 3〜5秒以内ぐらい)、ジャンプ機能を駆使するような使い方をしていた人には無視できないラグが存在する。そのあたりはまた後日。ちなみに、個人的には不満を感じるレベルだが、同じような使い方の人はあまりいないような気もするので参考にはならないかと)


カラー化のプラスと画面縮小のマイナスで、見やすさについては今のところはプラマイゼロぐらい?
好みにもよるだろうけど。
人によってはモノクロでも大きい方がいいという人もいるだろうし、そういう人は 1世代前のモデルがいいのかも。
個人的には、そこ以外の使い勝手が向上している点がありがたいので、今のところ満足。
そういえば、ACアダプタはまだないけど、付属のケーブルで USB給電ができるようになっていた!
これは結構ありがたいかも。


でもやっぱり、画面はもうちょっと大きい方がうれしいから、今後の発展に期待。
一応、蒲田屋にとっては主力武器の買い替えなわけで、それなりの攻撃力向上は期待したいところ。
しばらく使って早く慣れよう。


そして、これと一緒に純正ケース(写真で旧モデルが装備しているもの)を買ったのだが、色が 3色しかなかった。
白とピンクと青。
白はよごれそうだし、さすがにピンクはちょっと。
でも、青もワニ皮っぽい模様であんまりカッコ良くない。
店員に黒ってないの? と聞いたら、ラインナップにないんです。私も理解できないんだけど。と言われたので、仕方なく青で妥協したところ、帰ってみてなんとなく公式サイトを見ていたら、実は黒もあることが発覚。


別にだまされたとは思わないし、そんな高いもんでもないから、買い直してもいいんだけど、やっぱりちょっともったいないと思ったので電話して相談したら交換してくれることになった。
今すぐ動けないから、来週だけど。


昨日も書いたけど、ここんとこ、こういうちょっとしたトラブルが多発していて、かなり落ち着かない。
一回ですんなり終わるはずのことが、もう一手間必要になると結構時間を取られる。
それがたくさん発生すると、これまたバカにできない状況に。
どうもマーフィーの法則的なものを実感する季節のようだ。


とりあえず、この電子辞書には初期不良がないようで心の底から安心した。
と書くとネタっぽいが、結構本気で不安だった。
それぐらい最近ついてないモード。

*1:最近、タッチパネル型の製品が増えてきてよく思うのだが、キー入力と両立するために却ってゴテゴテになる傾向があるような気がする。その点、(使ったことがないから)使い勝手はわからないが、タッチ操作のみに割り切ってシンプル化した iPhone はやはり大胆だと思う。この電子辞書にしても、右パレットにあるボタンは、物理的なキーとして全てキーボード側にも存在する。つまり、同じボタンが 2つずつ備わっている。

*2:とはいえ、さすがに今までとまったく同じ反応速度ではないとも思うが、使っている限り、ほとんど同じと言っていいと感じられる。おそらく、同じ反応速度の達成が製品化の条件だったのではないだろうか。ローマ字入力で「つつく」などを複数の指で(ピアノ打ちっぽく)超早打ちするとついてきてくれないが、モノクロモデルでもそこまで早いとやっぱり追従できない。