秩序ある混沌

ちょっと前後するけど、昨日、中野ブロードウェイなどというところに行ってきた。
遊びに行ったわけではなく、古い友人がそこにあるギャラリーで作品展をするというので、別の友人と一緒に二人で見に行ってみた。


作品展は、個展ではなく二人展。
あまり詳しくは聞かなかったが、芸術関係の専門学校で働いていて、その縁で、学校の講師が定期的にやっている作品展にジョイントさせてもらった的なことを言っていた。


講師の人は、人形の服飾アートを展示していて、友人は絵を展示していた。
二人のコラボ作品もいくつかあった。
彼の絵で作った和紙人形とか、実際に人が着られるサイズの着物とか。


写真撮ってもいいですよとは言われたが、ブログへの掲載許可は確認し忘れたので、掲載は控えておく。
ギャラリーがそれほど広くないせいもあって、こぢんまりした展示会だったが、なかなか面白かった。
正直、芸術方面はさっぱりなので、ただ眺めるだけなのだが、自分にはクリエイティブな才能がないことを痛感して以来、どんなジャンルでもものを作る才能には尊敬してしまう。


帰りに、せっかく珍しい場所に来たのだから、と中野ブロードウェイの 2階と 3階をぐるっと回ってみたが、これはこれですごいところだった。
趣味系の店が所狭しと並んでいるのだが、最近の傾向かフィギュア系の店が多い。
ある意味、これも展示会状態。
こっちを眺めるのも面白かった。


その他にもマニアックな店がたくさんあって、一言で言えばカオス。
なんだけど、テナントごとの濃ゆい世界はその店の中だけで完結していて、通路を歩いているとパラレルワールドを外から一覧しているような状態で、奇妙な整頓感がある。
なんとも不思議な空間。


そんな中、フロアの案内図にふと目をやったら、自分のハンドルがあって驚いた。

lazy-cat は「蒲田屋」と並び、今でも使っているハンドルだ。


フィギュアとあるが、その下には「米軍放出品」とあるので、ミリタリー系っぽい。
と思って何気なく検索したら簡単に見つかるから世の中怖い。


ともあれ、世の中には多様な価値観があるものだと実感した半日であった。