カウンター

向かいの工事がうるさいので、なんとか対策をと思って BGM を流しながら作業してみた。
なんでこんな CD が手元にあるのかわからないが、クラシックの静かな曲を集めた環境音楽的な CD。


たぶん、高校生か大学生あたりの頃、BGM 流しながら優雅に勉強とかかっちょいいじゃん、とか妄想した結果だと思う。
そもそも机に向かって勉強する習慣がいまだにない人間なのに、その発想は根本から間違ってると自分で思う。
その上、BGM のある場所で集中できた試しがないのもわかってるんだから、何もかも間違い。


にもかかわらず、今回 CD をかけてみようと思うぐらい困ってたわけだけども。


結果は予想通りボロボロ。
全然集中できない。
意味のある音はダメだということがよくわかった。


一度聞いて、これは BGM だから無視しようと無意識に処理しているようで、バックグラウンドで脳に負荷がかかりっぱなしの状態っぽい。
パフォーマンスモニタがあれば、たぶん CPU使用率 100% をキープみたいな。


実際のところ、工事の作業音はやかましいがあまり気にはならない。
ガリガリ言おうがドッカンドッカン言おうが、それは環境音。
でも、作業員がダベったり歌ったり叫んだりクイズ出したり電話したり長嶋茂雄だったりミニラだったり何も言えねぇだったりというのはボリュームの大小にかかわらず異常に気に障る。


そうか、それだ。
というわけで、メディアプレイヤーの音量をゼロにして曲は流さず、(外付けでとても遅くてうるさい)CD-ROMドライブの駆動音だけ聞こえ続けるようにした。
ついでに締め切って暑いのでクーラー入れた。


おお、これだ。
意味を持たない環境音で、意味のある音を消す。
音量的にはやかましいのに集中できる。
不思議不思議。
でも、この作戦はいけますよ!


そういや、テレビのホワイトノイズがいいっていう話も聞いたことがあるような。
そんなのどうよ、と思っていたが、今ならわかる。


というわけで、また新しい技を身に付けた。
最近成長期だ。