斜め上

テニスで派手にぶっコケた。
右ヒザの広範囲に内出血。
痛ぇ〜。


やっぱ疲れてるときはダメっすね。
久しぶりに、なんで転んだかわからないコケ方をしてしまいました。


普通さ、コケるときってつまずいた瞬間に「あっ!」とか「やべっ!」とか思って、次の瞬間に倒れるか手をつくか、って感じじゃない?
ある程度予想というか覚悟した上でどうしようもなく転ぶ、みたいな。


それが、完全に不意にバランス崩したときって、キッカケには気付かないで、すでに上下感覚とかなくなった状態で初めて異常に気付く感じ。
もう言葉にならなくて、「?!」とか「――ッ!?」ぐらいな。


まあ、人にもよるだろうけど、蒲田屋は今まであまりそういうことはなくて。
去年、バイクで事故ったときでさえ、「これはダメだ!」と思った瞬間ぶつかったし。
記憶に残っている不意に宙を舞った経験は、2件ぐらい。


1つは、高校1年生の柔道のとき(男子は体育で柔道が必修だった)。
乱取りで 2年後に柔道部のエースになる男と当たって、組んだ瞬間世界が逆さまになっていた。


もう 1つは、中学生の水泳のとき。
プールに足だけ入れる感じでプールサイドに座っていたら、いたずらで後ろから背中を蹴られて何の抵抗もできずにプールにドボン。


あれ、意外にもスポーツ絡みばっかりだ。
今回もそうだし。
ああ、スポーツ苦手ってことか!


そして今回は、ネットを挟んでコーチ相手にボレー対ストロークをクロスでやってるとき。
コーチがボレー側ね。
練習なので、当然左右に振られるわけだけど、フォア側に遠いボールにギリギリで追いついて、ちょっと無理な体勢で打ち返した、と思った瞬間、体が空中で横倒しっぽくなってた。左横に倒れるように。
その一瞬前には、(右に向かって走ってるのに)左足の甲が地面をこすった映像と感覚が記憶に焼き付いている。


正直、今でも何がどうなったのかわからないが、目撃者の証言などを総合すると、足の位置と体重移動の方向がおかしかったらしい。
つまり、実際とは違う位置に左足があるような気になっていて、そこに体重をかけてしまったために支えがなくなって自分からすっ転んだ形。
なんというか、セルフ足払いな感じ。
まあ、疲れててアタマとカラダがリンクしてなかったのかなぁ、と。


で、空中で異変に気付いてとっさに左手をついた。
けっこう激しく手をついてしまったので、手首傷めちゃったかと思って心配したけど、それほどでもなかった。
右ヒザも地面に付いたけど、左の方向に転んだんだし、ウェアもなんともないし大丈夫だろうとあまり気にしなかった。


しばらくレッスンを続けてたら、右ヒザがいつまでも痛いから、めくってみたらすっごい内出血。
触るとかさぶたみたいな感触なので、たぶん擦りむいてるんだけど流血はしてなくて、その周辺は青アザ。
なんでこれでウェアが無事なのかというぐらい。


そして翌日、心配した左手首はなんともなく、代わりに右手の親指の付け根が痛くなってきた。
全然記憶にないけど、ラケット持ったまま右手も地面についたらしく、ラケットのグリップが当たって傷めたと思われ。


もう何もかもが想像の範囲外のコケ方。