蓼食う虫も好き好き

ちょっと間が空いてしまったけれど、先日書いたゲーム評価基準表について前提や注意事項など。
基準表自体はこちら


まず、70点以上が合格(入賞)の割に、「お勧めできる」作品がかなり上位に限られている点。


これは、「どんな人にもお勧めできる」という意味だからです。
もちろん、そのジャンルが特に嫌いだったり苦手だったりすれば別ですが、そのジャンルが「特に好き」ではない人(要は「普通」とか「好きでも嫌いでもない」とか「特にこだわりはない」という人)にも勧められるかどうかという観点も含めて評価した結果です。
ちなみに、Aランク作品は、「そのジャンルが好きな人にはお勧めできる」という評価です*1

    • -



次に、話が前後しましたが、評価基準について。


当然ながら、基本的に蒲田屋の独断と偏見に基づく評価です。
しかし、完全に主観のみの採点というわけでもありません。
プレイ後すぐに採点はせず*2、まずクールダウンした後、しばらくは反芻したり客観的に眺めたりネット上の各種意見も参考にしてから個人的な結論を出しています。
実は、意外とネット上の他の人の意見をなるべく取り入れようと努力しています。
反対意見にももっともなものもあるし、蒲田屋がプレイした限りでは気付かなかった長所や短所を指摘してくれているものもあるからです。


よって、この得点と個人的な好き嫌いは必ずしも一致しません(一例として、個人的には「ワイルドアームズ アドヴァンスドサード(WA3)」より「ワイルドアームズ セカンド・イグニッション(WA2)」の方が好き。ただし、他人に勧めるなら WA3*3)。
とはいえ、やっぱり主観的な採点なのは事実なので、参考にする場合は、蒲田屋個人の趣味嗜好が多分に反映されていることを忘れないでください。


点数は、考えられる評価要素を全部ひっくるめた総合的(かつ感覚的)な判断の結果です(つまり、どんぶり勘定)。
加点法でも減点法でもなく、基準表のどのランクに入るか、さらにそのランク中で上の方か下の方か、ぐらいの感覚でつけてます。
なので、ほとんどの場合、得点の内訳を提示することは不可能に近いため行いません。
ただし、あまりにも極端な内訳であった場合は注記します(例えば、システムもグラフィックも音楽も最低だが、ストーリーだけは評価できる場合など)。


なお、言うまでもありませんが、「ゲーム好き」とまではいかなくても、最低でも「ゲームやる人」が参考にすることを想定した評価です。
普段ゲームをやらない人や興味ない人には当然ながらこんな評価は意味を持ちません。
でもまぁ、そんなにマニアックな評価をしてるつもりもないので、多少は参考になるかもしれません。
そんな人が見てるかどうかは別として。

    • -



さて、最後に低ランクのお話。


蒲田屋のゲーム歴はそれなりに長いですし、持論やこだわりもあります。
が、それほどマニアックでシビアな志向ではないと思っています。
ぶっちゃけ、結構寛容なつもりなんですが……あまり自信ないけど (^^;;


ともかく、ちょっとやってイマイチだったからといって、人が一生懸命作ったものを無下に捨てておしまい、みたいなことはしません。
なので、あまりにも低い点数はできるだけつけたくないと思ってます(だからといって、甘くつけてるわけではありません。長所を見つけようとしています)。
ただし、一生懸命作ってないものや、プレイヤーをバカにしたようなものは別です。


そんな理由もあって、便宜的にランク分けしているものの、低得点帯にはそれほどこだわりがありません。
事実上、29〜5 はほとんど同レベルです。
しかし、9〜5 はバカゲークソゲーという突然変異種と言うことができ、29〜10 よりは毒性は少ないかもしれません。
違う意味で別格というか。
ただし、当然ながら虚無感や喪失感、後悔の念に襲われることは間違いないので要注意です。
もちろん、バカゲークソゲーを許容できない人には危険物です。
いわゆるひとつの、素人にはお勧めできない。

        • -



とかなんとか、いろいろと評価基準っぽいものを書きましたが。
まぁ、その辺りは、近いうちに過去に経験したゲームの評価一覧みたいな記事を書くので、それを見て傾向を掴んでいただければ。


あぁ、ちょっと評価基準を明らかにしとこうかな、と思って書いただけなのに、こんなに長くなってしまいました。
これも「ゲーム好き*4」のこだわりってことで (^^;


……てか、なんかこれ、ゲーム評論ブログになっちゃいそうな勢いじゃん!
そんなつもりじゃないので、そっち方向に期待しないでください (^^;;

*1:と書いておいて、やっぱり表自体にも記入しときました (^^;

*2:面白かったゲームほど、クリア直後は勢いで高得点をつけがちなので、自制する意味も込めて。

*3:両作品の点数は近いうちにネタにします。

*4:古くからゲームやってる人間なので、「ゲーマー」という言葉は尊称だと思ってます。最近はそうでもなさそうですが (^^; 蒲田屋はそこまで極めてないので、自らゲーマーとは(便宜的な場合を除き)名乗らないことにしてます。